認定言語聴覚士になりたい!!

タヌキの言語聴覚士。耳鼻科クリニックに勤務をしています。臨床経験は11年目。専門分野は聴覚障害全般と補聴器に関する業務をしています。たぬきケーキを売っているお店が近所にないので、どこか販売してくれないかと思う毎日です。twitterもしていますので良ければ見にきてくださいね。https://twitter.com/kiruhanorahi6

聴力測定技術講習会(一般)中編

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認定言語聴覚士です🐳

 

前回、聴力測定技術講習会(一般)前編 についてお話しをました。

kiruha6.hateblo.jp

 

今回は、その続きである聴力測定技術講習会(一般)中編をお話ししていきますね

(前回、後編で終わりと書きましたが情報量が多いため、中編・後編に分けます)

 

日程は、前回お話ししたのですが1日~5日間何をするのか気になりますよね。

それを書いていきたいと思います。因みに、講師は全て日本聴覚医学会に属している耳鼻科のDrです。

 

1日目は、9時ちょうどから開始で、日本聴覚医学会の理事長の挨拶から始まり、今後の日程の概要説明(オリエンテーション)を10分間行います。

その後、各1時間の講義(座学)を行います。内容は医科の通りです。

9:10 ~10:10  聴器の解剖生理

10:20~11:20    音・オージオメーター

11:30~14:20  純音聴力検査

昼休憩

13:30~14:20  耳の疾患1(伝音難聴)

14:30~15:30  耳の疾患2(感音難聴) 

15:40~16:40  自記オージオメトリー

 

2日目も同じく、1日中の座学です。

9:00~9:50   閾値上聴力検査

10:00~11:00  他覚的聴力検査

11:10~12:00  インピーダンスオージオメトリー

昼休み

13:00~13:50  耳音響放射検査

14:00~15:00  語音聴力検査

15:10~16:30  マスキング

 

かなり、マスキングに講義時間を使っていますね。マスキングを覚えるのが大変なので、仕方ないですね(^_^)

 

3日目は、実技(実習)になります。補助にRIONの社員さんがついてくれます。実習時間は午前は9:00~13:00まで、昼休みを挟んで午後は14:00~16:30までとなっています。

 

 6人又は7人で1グループを作って、10グループに分かれます。また10グループを2つに分けて、5グループは午前中に気導・骨導測定検査を行い、残りの5グループは語音聴力検査・インピーダンスオージオメトリー検査組に分かれて実習を行います。

 また午後は、午前中に気導・骨導聴力検査を行ったグループは、語音聴力検査・インピーダンスオージオメトリー検査を行い、語音聴力検査・インピーダンスオージオメトリー検査を実施します。

(オージオメーターは、RION社製オージオメーターAA-M1Cを使用しました。)

 人数が多いので検査を省略して行いますが、受講者は必ず検査者と非検査者を両方行うので、ある意味気が抜けません(^_^)

 

まとめ(感想)

 1~2日目の座学は、言語聴覚士養成校で習った座学の復習+αといった感じですね。看護師さんや臨床検査技師さんのための講義だと思います。

 でも、マスキングは奥が深いですね。混乱しそうになりました(^_^)

 3日目の実習については、受講者同士が話せるのでお互い情報交換を行うのですが、所属施設の検査測定機器の格差が現れてしまいますね。

 A受講者の施設では、語音了解検査の操作はオージオメーターが自動的にレベル上げ純音聴力検査の記載を行う機能を搭載し、67-S語表のCDプレイヤー内臓のRION社製AA-H1を使っている所や、逆にB受講者(私)は、RION社製オージオメーターAA-77Aの古い機種。(手書きで行わないといけない。また、CDプレイヤーもオージオメーターに付けないと行けないので不便)を使っているところもあったりして、経済格差を感じる場となっています。

 でも、検査は正確に測定できていることが重要なので、最新機種はうらやましいとは思いません(嘘)と自分を奮いたたせて、後編に続きます🐕