耳鼻咽喉科に務める言語聴覚士が行く講習会2(日本聴覚医医学会主催の補聴器講習会)
皆さま、お久しぶりです。認定言語聴覚士です🐰
先週までは、日本聴覚医学会の聴力測定技術講習会(前編・中編・後編)を紹介してきましたが、今回は日本聴覚医医学会主催の補聴器講習会についてお話ししていきたいと思います
1.日程
2月の初旬または中旬に開催(火曜日と水曜日の2日間)🌻
2.会場
グランパークカンファレンス(【住所】東京都港区芝浦3丁目4)🐌
3.最寄り駅
JR田町駅(徒歩5分)、地下鉄都営浅草線・三田線 三田駅(徒歩7分)🐱
4.受講参加条件
日本聴覚医学会の会員又は準会員の許可(参加用紙に会員又は準会員の捺印)
医療機関で業務に従事しているか従事予定の看護師、准看護師、言語聴覚士が対象🐗
5.受講料
30,000円
6.日程
1日目(火曜日)
9:00~9:05 理事長挨拶・オリエンテーション
9:05~9:50 難聴の基礎
10:00~10:50 難聴の病態・病理
11:00~11:50 補聴器と法(製造販売、公的支給、労災保険)
11:50~13:00 昼休憩
13:00~13:50 純音聴力検査 マスキング、不快、快適レベルと補聴器の適応
14:00~14:50 語音聴力検査
15:00~15:50 補聴器の適応と限界
16:00~16:50 補聴器の種類と機能
2日目(水曜日)
9:00~9:50 補聴器の電気音響特性測定および調節と効果
10:00~10:50 実耳測定・規定選択法によるフィッティングと評価
11:00~11:50 比較選択法によるフィッティング
11:50~12:50 昼休憩
12:50~13:40 装用耳の決定(総合判断による)・イヤーモールド作成
13:50~14:40 患者の評価に合わせた調整 -症例検討-
14:50~15:40 装用指導と補聴効果の評価
15:55~16:00 実施上の注意
16:00~16:50 試験
17:00~17:20 問題解説・講評・終了証書授与
7.講師
医師及び言語聴覚士🐂
8.試験
講義内容は主にレジメから出題。試験難易度について過去問題は出回っていません(もしかしたら他受講者が持っているかもしれません)が、講義をしっかり聞いて予習を行っていれば、問題なく認定証は取得出来ると思います。全65問マークシート記入による〇×式、6割(39問)正解すれば合格?
9.感想
講義内容については、座学中心ですが医師が講義することもあり、最新の補聴器の知見が得られます。また成人だけではなく、小児の補聴器装用についても講義があります。耳模型を使って、耳型採取の実技も行います🐷
耳鼻咽喉科に勤務する医療関係者は、受講しておきたい講習会だと思います。1年に1回の間隔ですので、興味がある方は是非とも受講してみてはいかがでしょうか?